我々は、喧騒の中で、日々を生きる。決して立ち止まらずに、振り返らずに。はたと、路傍で小石が死んでいることに気がついた。けれど私は、一瞬の気にも留めなかった。なぜなら、それが私の人生の中心に来ることなど、有り得ないからだ。